2007年09月

2007年09月18日

自虐もっくん 『夜の上海』



先週、『夜の上海』の試写会へ行ってきた。

その前々日くらいに
主演のもっくんが生出演しているラジオ番組を聴いた。
これが中々興味深かった。


質問に対し
テンポよい語り口でありつつ
内容はどこか自虐的(笑)


普段からネガティブな思考をしがちだとか
人への憧れを常日ごろ感じてはへこんでばかりだとか
家族の前でも「父親」を演じてる部分があるとかどうとか。



三枚目もこなす
孤高の俳優としての立ち位置に似合わぬ
弱さをアピールをしていた。




そして試写会に行った数日後
新聞にインタビューが載っていて
これまたどこか自虐的(笑)


公開前の主演作における自分の演技について
ネガティブな評価(反省に近い)を口にする人は
そうそういない気がする。


ちょっとアウトサイダー的な若手人気俳優か
久しぶりの映画出演となるベテランとかなら言いそうな気もする。


だけどもっくんの場合
自虐的・謙遜とかを意図している部分があるとしても
すごく率直な印象が強い。この人、飾ってないなと。



ある意味、
率直と余裕の意外性あるバランス感。
新聞・ラジオから伝わってくるのは
ネガティブでもざっくばらんと語っちゃいますよという姿勢。


インタビューを通じて
いえもんのお茶職人と
ギャツビーのモヒカンCMのようなギャップ感を
違和感なくこなせる人らしく、どこかトンデル感じの人だと感じた。




肝心の映画はというと
カリスマヘアメイクアーティストが仕事で訪れた上海で
可愛いタクシードライバーに振り回されながらも
やがて忘れていた恋のトキメキ感を思い起こすというお話。


日中合作映画(?)だけど
竹中直人はどこに行ってもお笑いスパイスキャラなんだなあと(笑) 
女性に人気がないのか
みんなマンネリ感を感じているのか
試写会ではことごとく笑いを誘えていなかった(笑)


ヒロインのヴィキーチャオはかわいらしかった。
告知ポスターを見ると
細めの菅野美穂という感じだけど
映画の中で見るともっと可愛かったです。
日本でも人気出そう(もうあるのかな?)


この映画のみどころは、ずばり上海の夜景!
「夜の上海」というタイトルどおり
これはラブストーリーを期待する映画ではなく
夜の上海の近代都市的な鮮やかな夜景とBGMを楽しむ映画。


「旅恋」というキャッチコピー通りの
ライトなラブ・トラベルムービーでした。



夜の上海 [DVD]
本木雅弘
Happinet(SB)(D)
2008-05-30



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sakowha333 at 21:22|PermalinkComments(0)映画雑感 

2007年09月08日

著作権意識向上

夏休みも明けて(私は思いっきりまだ夏休み中だが)学校が始まり、
どことなく塾の生徒たちの表情も疲れ気味。

そんな中、今日から個別指導を謳う塾でありながら、3人同時の授業を担当することになった。
3人のうち2人は前から担当していた子達で、あらたにもう1人新しい子が増えた。


「9月から3人になるから」と言われたときには、何考えてんだよ!というのが率直な感想だったけど、とりあえずやれるだけやってみようと頷いた。

もともと担当している2人のうち、常にリラックスモードのおしゃべりマイペースちゃんに毎回悪戦苦闘していたので、3人になればなおさら歯止めが利かない雰囲気になるのではないかと危惧してた。

集中力を引き出せていないのは、授業と勉強への意欲を引き出すような工夫が今までできていなかったからだと反省し、ネットからひっぱってきた指導法を自分なりにまとめた復習プリントを作り、新鮮味・面白みをなんとか与えていこうと考えた。
今回プリント作りをし始めて、著作権についてのいい勉強になった(ヤフーの知恵袋を見たくらいだけど(笑)


そして迎えた3人同時授業初日の今日。
案の定、例のマイペースちゃんに翻弄されてしまった。
もっと早めに厳しく接してゆけばよかったけど、今さら言っても遅い。
特に今日は、「3人初日・ちょっと不機嫌・集中力散漫」とう要素が見事に絡み合い、注意する気が失せてしまった(ペースに呑まれた私が悪いのだが)


しかしプリントのほうは、最初「そんなの大丈夫!覚えてる。」という反応だったけど、ちょうど予習をやるうちに復習プリントに関わる部分でミスがあったので、「やっぱやらないと!」という形で渡して軽く説明したら、まずまずの感触。


手書きのプリントでの試行錯誤は、まずまずいい滑り出し。
あとは、どこまでしっかりとこうしたプリントをコンスタントに供給し、見直しを根づかせていけるか次第。
3人授業になり、ゆとりのある夏休みだったからこそ、考えて作れたプリント。
大学が始まってからしっかり作っていけるか不安だけど、今日の感じだとけっこうマイペースちゃんも引き込めていたので、授業の秩序を取り戻すためにも作り続けたい(飛躍、飛躍(笑)







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2007年09月04日

政治家はお金持ちしかなれないの?


農相の相次ぐ辞任、補助金の不正受給、政治資金収支報告書の不備、連日のように伝えられる謝罪報告・・・辞任・辞職のオンパレード。みんないい加減にやってんだなあということはわかるんだけど、てんやわんやで何が何だかわけわかんない様相を呈している。国民の怒りのボルテージも、上がり続けているというよりもここまでくるとしらけるしかない...という印象。


自民への支持を大幅に低下させようという一大キャンペーンを展開しているかのように、大臣になった途端に徹底的に調べまくられる現実。そのこと自体がどうとか言うんじゃなくて、いつまでこんなこと続ける気なんだと。(国会議員も、それを報道するメディアも)


きりがない。 とかげのしっぽきり。


民主党も今は批判で点を稼げるけど、仮に民主が政権をとってからもこんな調子が続いていくのかと。民主も政権交代を視野に入れるなら、率先して民主の全議員の資金の流れを公開すると宣言し、自民も全員を徹底的に調査しろ!といえばいいのに。そうすりゃ、民主不支持層や無党派層も「民主、中々やるじゃねえか!」となるかもしれない。まずは自ら腹を切るわけだからリスクは半端ないけどね。でも、トータルでやってみれば、イエロー・レッドカードをもらう議員は、民主より自民の方が多いでしょう。それじゃあ、数で競う泥仕合になって、国民も余計しらけるだけか(笑)


すべての国会議員が多かれ少なかれ、意図的かどうかに関わらず資金関連でルーズな面(そう映る)があることなんて国民はとっくの昔から知っている。自民が一円以上の支出に領収書を添付するのに慎重なのからも分かるように、「そんなに騒ぎ立てるなよ」「がちがちに固めたらめんどくさいだろ」とかいう意識が色濃く見え隠れしている。


政治資金規正法改正云々でどうにかなる問題じゃない。
抜本的な制度改革と意識改革しない限り、延々と繰り返される。
今さらそんな心がわりをしていくとは、国民も思っていない。


根本的な問題は、議員になるにも、やっていくのにも、かなりの金がかかるという仕組み。なんで政治家はそんなに金がいるんだ!?と。そりゃあ、出馬・議員活動・地元周り・次の選挙対策・支持者や後援会との親睦とか、それ相応の規模で動いているので、金がかかるのは仕方ないといえばそうかもしれない。そのために涙ぐましい努力(補助金とか駆使したり、収支報告をごまかしたりとか)をして資金を集めにゃならんというのなら、いったいどれくらいの額がトータルで必要なのかを改めて適正に算定すればいい。その上で、「国民の皆さん、議員をやってくためにはこんなもんかかるんです。」と具体的な根拠を示しながら、議員の給料や政党交付金とかも見直せばいいと思う。国民も、誠実にじっくりと納得いく説明をしてくれれば、議員の給料アップとかにも渋々理解を示してくれると思うんだけどな。


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